Home > 歯科界へのメッセージ > 「笑顔革命」のエネルギー<2007.1>
コムネット会員情報誌「Together」に掲載している、弊社社長・菊池恩恵によるコラム「TRIANGLE」です。
「笑顔革命」のエネルギー
●起爆的エネルギーの年
平成19年「丁亥」(ひのと)の年、各界の年頭所感には、「猪突猛進」「一直線に」と意気盛んな抱負がめだちます。干支の「丁」(ひのと)は陰陽五行説で「火」を意味し「起爆的なエネルギーを秘めた亥年」、韓国では600年に一度の「黄金の豚」年(中国や韓国では亥=豚で金運の象徴)として盛り上がっている様子が報じられています。日本も長い不況から脱して「戦後最長の好景気」(国民の生活実態とかけ離れていますが)、大企業が軒並み「史上最高益」を謳歌する上昇気運のなかで、新しい年がスタートしています。
●歯科の閉塞感を打破する
歯科界の閉塞状況は、昨年の診療報酬マイナス改定でさらに深刻化し、全国のドクターは努力と我慢を重ねて収入減をカバーし、危機を回避しています。しかし、歯科の厳しさは構造的なもので、現行制度が続く限り衰退し、歯科医療そのものが破綻しかねないことは誰もが感じていることです。1本の歯を「削ってつめる」後追い 火消し 型の医療では、どれほど医療費を注いでも根本的な解決にならないからです。
歯科の未来を明るくするためには、予防、疾患の原因に対する療法、治療技術への正当な評価が必要で、口腔状態に由来する患者さんの苦しみ・悩みを正面から解消する力量が求められています。
● 「笑顔」が世界を変える
コムネットは今年10月に創立20周年を迎えます。患者さんとのコミュニケーション活性化をテーマに事業を展開し、新しいビジネスモデルで歯科界の活性化のために奮闘してまいりました。
私たちは昨年、「志」の旗を掲げ、今年は、歯科の究極の目標である「笑顔」をテーマに奮闘しています。人々の「笑顔創造」をめざして歯科医療が真価を発揮するために、あらゆる角度からの提言と企画提案、会員サポートを行ってゆく決意を固めています。「笑顔」をめざす取り組みのなかに、これからの日本の未来を展望し、歯科界の苦境を突破する鍵がある、と考えているからです。それはまさに「笑顔革命」とさえ言えるものです。
●美・健康が元気の基礎
私たちが考える「笑顔」とは、「美」と「健康」の象徴であり、その基礎のうえにこそ、良好な人間関係を築き、モチベーションや生産性をアップさせ、「幸福な生活」を創造することが可能になります。笑顔には「人を変え」「世界を変える」パワーがあります。
人々が活力あふれる「笑顔」を手に入れるために、歯科はいかなる役割を果たしうるのか。
それについて、会員情報誌Together掲載のパタカラ開発者秋広良昭先生による『口腔筋ストレッチ療法の論考と歯科医院経営に対するアドバイス』をぜひ参考にしていただきたい。歯科医療の「主戦場」としての「口腔」が果たす役割を解明し、明日の医院経営の飛躍につながる示唆に富んでいます。
●パタカラで「笑顔革命」!
すでにおなじみの口腔筋ストレッチ器具「パタカラ」は、昨年「医療機器」の認証を受け、新たに「メディカルパタカラ」としてスタートを切りました。
同時に新・口唇圧計測器「ビューティーヘルスチェッカー」も開発され、コムネットはいち早くこの「経営戦略転換」ツールの展開を決定しました。口唇閉鎖力のチェックと口腔筋トレーニングを医院の診療メニューに取り入れることが、患者さんの悩みを根本的に解決し、医院経営向上に大きく寄与するものになることを、私たちは心から期待しています。
「本物の笑顔」をクリエイトする「笑顔革命」の切り札、私たちはこれこそが他の追随を許さない歯科医療の真骨頂と考えています。歯科界には飛躍の「起爆的エネルギー」が内在しているのです。
COMNETDentalsupport