歯科界へのメッセージ

Message to the dental world

コムネット会員情報誌「Together」に掲載している、弊社社長・菊池恩恵によるコラム「TRIANGLE」です。

Together Let us begin!

●会員企画情報誌 Together 10年目の春を迎えて

いま、テレビでタレント某氏が「エブリバディ今年もトゥギャザーしようぜ!」と元気に叫んでいるので「Together」はお茶の間にも知れ渡っています。私たちがコムネットの会員企画情報誌にこの言葉を採用して2008年1/2月号で丸10年。1998年2月号で、命名の趣旨として「ドクター・スタッフ・患者さんが、ともに口腔を通して健康と幸せな生活をめざして」努力していけるようにと述べました。

●Togetherの原典が訴えるもの

同時に私たちが「Together」にこめたもうひとつの思いは、この言葉がいくつも登場するJ.F.ケネディの1961年1月の大統領就任演説を「原典」にしています。最も有名な一節は以下のフレーズです。

And so, my fellow Americans: ask not what your country can do for you
— ask what you can do for your country.
My fellow citizens of the world: ask not what America will do for you,
but what together we can do for the freedom of man.

だからアメリカの同胞のみなさん、国家がみなさんのために何をなしうるかを問うのではなく、みなさんが国家に何をなしうるかを尋ねてください。
世界中の同胞のみなさん、アメリカがみなさんのために何をなしうるかを問うのではなく、われわれがともに人類のために何をなしうるかを尋ねてください。

私たちは、歯科界の「冬の時代」を打破し、暖かい春を迎える道は、患者さんや地域の生活者の「ほんとうの願い」にこたえ、笑顔と健康、そして幸せを実現するために、新しい「価値」を創造することにあると考えています。「なしうること」は無限にあります。

●「希望」に向けLet us begin!

ケネディ大統領は就任して3年足らずの1963年11月凶弾に倒れました。翌年、就任演説にメロディをつけて「Let us begin」(自由の賛歌)という曲が生まれました。

Together let us explore the stars.
Together let us conquer the deserts,
Eradicate disease,
Tap the ocean depths,
Together let us explore the stars.       

ともに星を探検しよう
ともに砂漠を征服しよう
病気を撲滅し、
深海を開発し、
ともに星を探検しよう

日本の医療は、既成の枠組み、診療内容、保険制度、いずれをとっても大きな変動期を迎えています。

同じことを続けることは、同じ結果しか生み出しません。「患者さんのほんとうの願い」にこたえる医院経営にただちに転換していきましょう。

私たちは、「偽」ではない「信」と「愛」の歯科医療の未来に確信を持っています。ためらいや不安を乗り越えて、勇気をもって行動を始めましょう。

「Together Let us begin!」
ともに、歯科の希望を拓いてまいりましょう。2008年のスタートにあたっての、皆さまと歯科界へのメッセージです。