Home > 歯科界へのメッセージ > コミュニケーションの切り札!<2009.6>
コムネット会員情報誌「Together」に掲載している、弊社社長・菊池恩恵によるコラム「TRIANGLE」です。
コミュニケーションの切り札!
●新・歯ートフルメッセージ完成
このたびコムネット会員の皆様に『歯ートフルメッセージ』160シリーズCD-ROMをお送りいたしました。改訂作業に予想以上に期間を要し今日までお待たせいたしました。ぜひすぐにパソコンを立ち上げて内容をご覧ください。
私たちは、医院経営向上にとって患者さんとの信頼関係の構築が最も大切なことと考え、患者さんへの情報の開示・提供、コミュニケーション活性化をめざすシステム開発をはじめ多くの企画やツールを考案し、デンタルサポートを進めてまいりました。
『歯ートフルメッセージ』は、1994年6月にリリースした「歯~とふるメッセージ」50シリーズ以来、数次のリニューアルを経て今回の改訂に至りました。22年のサポート経験、1700にのぼる契約医院の先生方とのキャッチボールのなかで磨き続けたデンタルサポート企画の「精華」です。ぜひ存分にご活用いただけますよう、心から希望いたします。
●最新・最強のプレゼンツール
この新『歯ートフル』のサンプル版を学会やデンタルショーで展示したところ、非常に多くの方から関心を寄せていただきました。それはまず「アイキャッチ」するデザイン性の高さ、そして項目が現在の歯科にとって必要な内容で構成されているからです。
- A.歯科の基礎知識
- B.お口と健康
- C.むし歯の治療
- D.歯周病の治療
- E.外科的処置
- F.予防と口腔ケア
- G.矯正治療
- H.かみ合わせ
- I.修復補綴&自由診療
- J.小児
の10テーマ。最新技術をカバーし、現在の歯科の中心である予防・メンテナンス、今後広がってゆく矯正とかみ合わせの分野や、全身の健康との関わり、さらに皆様から強い要望が寄せられたインプラント等の自由診療のアイテムを充実させました。私たちは全力で「今求められる最新最強のプレゼンツール」をめざしました。
●常に「患者さん」の視点から
コムネットは、一貫して「患者さんの視点」から事業を展開しています。その姿勢で医院経営を進めることが「医院経営の飛躍」に直結していると考えるからです。『歯ートフル』も同じ。大前提として患者さんが「知りたい」ことに答え、院長が「伝えたい」ことを「わかりやすいことば」で深く伝えられるように工夫しました。医院と患者さんの間には、未だに大きなギャップがあります。そのギャップを埋め、一緒に健康増進という「同じ方向を向いて」進む。そのためには、まずドクター・スタッフの側から患者さんと同じ目線に立たなければなりません。『歯ートフル』はその「コミュニケーションの切り札」です。
●いつでもどこでも『歯ートフル』
『歯ートフル』を活用している医院の光景を思い浮かべてください。東京のK歯科医院。初診から診査、治療、メンテナンス、定期健診に至る診療の流れをフローチャートにして「ここではこのシートを手渡す」「ここではこれ」というマニュアルを作って何十段もの棚に順番に整理しています。カルテにもメモを忘れません。
「『歯ートフル』は単なるレディメードの文例ではなく、自分でカスタマイズして医院のオリジナルメッセージにできるのでとてもありがたい。患者さんの関心事や重要性で優先順位をつけて「ホワイトニング」「ステファンカーブ」「歯牙移植」「顎関節症」など全部で25種類のオリジナルシートを作成しています。患者さんが知りたいこと、私たちが訴えたいことに機敏に対応できるのとても役立っています」(九州のA歯科クリニック)。
北海道のY歯科医院では、ユニットをLANでつないで、パントモやデンタルの画像とともに「歯-トフル」をJPG画像にしてチェアサイドのモニターで読んでもらい、さらにプリントアウトしたものを手渡しています。
カウンセリングルームも最重要な活用場所。青森のN歯科では、カウンセリングコーナーで患者さんと一緒にマーカーで線を引きながら読み合わせて持ち帰ってもらっています。
こうしたアイディアを、ぜひ貴医院でも実践してください。きっと何かが変わるはずです。
また、「Visual MAX」(メディア株式会社)を導入されているコムネット会員(のみ)の医院様には、遠からずセレクトバージョンをご活用いただけるよう準備を進めています。さらに「デジタルフォトスタンド」での活用企画も検討中です。
いつでもどこでも、医院のなかに『歯ートフルメッセージ』のある風景。それが私たちが描く、相互信頼と活き活きしたコミュニケーションが交わされる歯科医院なのです。そんな医院は不況とは無縁、スタッフと患者さんの笑顔が絶えない歯医者さんです。
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