歯科界へのメッセージ

Message to the dental world

コムネット会員情報誌「Together」に掲載している、弊社社長・菊池恩恵によるコラム「TRIANGLE」です。

歯科医師は「最高の職業」

アメリカ発「歯科医師がイチバン!」

今年1月、アメリカの時事解説誌「News&World Report」が100種類の「良い仕事」ランキング「The100 Best Jobs」のなかで歯科医師をトップに選びました。2013年実績でアメリカの歯科医師の平均収入は14万6340ドル(1,727万円)で医師(内科医18万8440ドル)には及ばないものの失業率が低く「最高の職業」という評価を得たのです。
ライオンの調査によると、アメリカでは歯科医師を「好き・憧れ」と感じている人が4割にのぼっています。

日本の収入はアメリカの半分

日本では以前から「歯科医師過剰」が叫ばれ「歯科医の5人に1人は年収300万円以下のワーキングプア」(「東洋経済」2007年)と報道されるなど不安が広がり、私立歯科大の過半数が2年連続定員割れという事態に陥ったことは記憶に新しいところです。
日本の歯科医師の年収は、1診療所あたりの損益差額が986万円、勤務医が621万円。1人平均の推定年収は800万円に届かずアメリカの半分の水準。同じライオンの調査でも日本で歯科医師が「好き・憧れ」と答えたのはわずか1.9%でした。

「なりたい仕事」のNo.1に!

本誌228号で紹介した、大阪の「あいはら歯科・矯正歯科」相原克偉(かつより)院長(50)は、この現状を打破しようと決意しました。彼は、10年後をめざし自らにミッションを課しました。それは、「歯科をワーキングリッチな仕事」にして「若者がなりたい職業のナンバーワンにする」こと、そして自分の医院が、地域のホームデンティストとして「100年続く医院にする」と いう目標です。

「ワーキングリッチのススメ」

「歯科は人間の最大の楽しみ『食べる事』に一生涯関わり、ありがとうと感謝していただけるすばらしい仕事で可能性に溢れている」と相原氏。彼は「若者が歯科に魅力を感じるにはやりがいとともにきちんと稼げる歯科界にしなければ」と考えました。彼は専門の矯正を活かして2006年、患者のニーズに応え収益をアップさせる「三方よし」治療の切り札として一般歯科医に部分矯正を指導する「プチ矯正のススメ」講習会を立ち上げました。会は好評を博し現在17回目を開催中です。相原氏は先ごろこの講習会をさらにパワーアップした「歯科医師のためのワーキングリッチのススメ」セミナーを開催すると発表しました。

みんながハッピーな「幸せ組」に!

講師は相原克偉氏の他に、スマイル会よしだ歯科理事長の吉田真一郎氏、株式会社デントランス代表で歯科医師の黒飛一志氏の3氏。「歯科医師にはワーキングリッチになり幸せな人生を歩んでいく権利がある」と理念を掲げ、各氏が積み上げてきたマーケティングとマネジメントのノウハウを全て伝えきろうという情熱に溢れています。

相原氏は中規模の地域密着型で訪問診療も地道に行うホームデンティスト。分院展開もせず、1医院で2億5千万の年商を達成した診療・マーケティング・マネジメントの極意、出色のコミュニケーション術を伝授します。多くの歯科医師から「希望が持てた」「将来が明るくなった」と好評を博している相原ワールドの新たな展開が楽しみです。
彼の信念は「一人の百歩より百人の一歩」、勝ち組負け組ではない。めざすはみんながハッピーになる「幸せ組」の創造なのです。