歯科界へのメッセージ

Message to the dental world

コムネット会員情報誌「Together」に掲載している、弊社社長・菊池恩恵によるコラム「TRIANGLE」です。

30年の感謝をこめて
「歯科の時代」に向かっていこう

みんなに笑顔と健康を!

10月14日、コムネットは創立30周年を迎えました。これもひとえに会員の皆様、医科歯科関係者の皆様方のご支援の賜物であり、社員一同心より御礼申し上げます。
この30年間にコムネット・デンタルサポートにご契約いただいた医院数はOB会員を含めて延べ2000医院を数え、現在1日約4万人以上の患者さんが受診しています。
会員の医院は「信頼」こそが医療の原点と考え、患者さんへの説明、コミュニケーションに努力し予防とメンテナンスを柱に健康志向の診療を行う「行きたくなる歯科医院」として繁栄しています。

私たちは、誠実で情熱に溢れ日々患者さんや地域の人々の笑顔と健康のために尽力しているドクター・スタッフの皆様方とご一緒に事業を進めることができましたことに心から感謝するとともに、ともに新しい「歯科の時代」を拓く熱いエールを送りたいと思います。

歯科医療に夢と誇りを!

この30年は歯科界にとってはまさに激動の時代でした。度重なる「1億円事件」で、歯科は社会的な批判も浴びました。その背景には、むし歯の激減と歯科医院の増加という「需給問題」、過当競争による歯科医院経営の逼迫という現実がありました。
しかし、それは歯科のターゲットを口腔内の硬組織(歯牙)と軟組織(歯茎)の疾患に限定した、診療室で行う補綴中心の後追い医療がもたらす当然の結果でもあります。
しかし、この1、2年で医療現場は大きく変化しています。超高齢時代に向かって、在宅医療・全身疾患・食べる支援・多職種連携などをキーワードに「口腔から全身を診る」そして「診療室から地域へ」と歯科の役割とフィールドが飛躍的に拡大しました。それは、歯科医療に夢と誇りをもって邁進する「歯科の時代」の到来を意味しています。

100年めざし「日本中を元気に!」

私たちコムネットは「みんなに笑顔と健康を!歯科医療に夢と誇りを!日本中に元気を!」を理念に掲げて30年がんばってまいりました。そして、年を経るごとに歯科の役割とすばらしさ、歯科医師のがんばりに、感動と目を見張る思いを味わってきました。
口腔の健康がもたらす全身の健康と健康寿命延伸への寄与、そして医療経済における国民医療費の軽減効果など、まさに口から食べて日本中を元気にする「健康のカナメ」として大きな可能性に満ちているのです。

アメリカでは歯科医師が「なりたい職業」のナンバーワンであることはすでに知られています。日本でもそれは実現可能です。時代は、補綴治療の争奪戦の「レッドオーシャン」から、全身へ、地域へと「ブルーオーシャン」が広がる時代です。全身疾患や訪問診療、多職種連携など課題は少なくありませんが、できるところから果敢にチャレンジしていきましょう。そして「勝ち組・負け組」ではなく、みんなで力をあわせて「価値組」をめざしてまいりましょう。コムネットは将来にわたって歯科の「価値組応援団」として皆様とともに「100年企業」めざして邁進することをお約束いたします。